この授業の進め方
ガイダンス(9/25)で話したことをまとめています。あとから見返せるように置いてあります。 休んだ回があっても、ここと各回のページを見れば追いつけます。
この授業で言うマネジメント
科目の名前は「はじめてのマネジメント」です。この授業で言うマネジメントは、 商売を考えて、それが成り立つかを確かめて、人にお金を出してもらえるところまで持っていくことです。
14回は、この順に並んでいます。
決める(第1〜4回) → 確かめる(第5〜7回) → 数字で裏を取る(第8〜10回) → 会社の形にする(第11〜13回) → 出してもらう(第14回)
ここで出てくることは、世の中では事業開発・マーケティング・財務・組織と呼ばれる分野に 分かれています。参考文献のページは、その4つで並べてあります。
「マネジメント」は、人やものごとを管理することも指します。それもマネジメントです。 ただ、この授業で扱うのはそちらではなく、まだ無い商売を成り立つ形にするまでのほうです。
この授業でやること
学び方には、いろいろな形があります。この授業は「自分で企画を作る」ところに置いています。
毎回、その回で扱ったことを自分の企画に当てはめて、手を動かす時間があります。
このサイトの使い方
class.krym.jp
毎週ここを見れば足ります。 トップページには、開講している科目が出ます。 そこからシラバスに進むと、ガイダンスから第14回までの日程(休みの日も含めて19行)と、各回のページへの入口があります。 その回のページを開くと、本文・配布資料・課題がまとまっています。
- 本文 … その回で扱う内容。授業のあとで読み返せます
- 配布資料 … 授業で配る紙と同じものです。なくしても取り直せます
- 課題 … その回の課題。5問あります
シラバスには全19行が並んでいます。いつ何をやるかを先に知りたいときは、そちらを見てください。
課題の出し方
提出は Teams の課題からです。締切は次の授業の前日の正午です。第14回だけは次の授業が無いので、締切は2月1日(月)正午です(課題のページにも書いてあります)。
前日の正午にしているのは、みなさんの答えを読んでから授業に臨むためです。 多かった答えや、分からなかったと書かれたところを、次の回で厚く扱います。
各問に字数の目安を添えてありますが、あくまで目安です。 ぴったり合わせる必要はありません。 5問めは「いちばん分からなかったこと」を聞きます。うまく言葉にできなければ、 授業のどのあたりだったかだけでも構いません。
解説は次の回に、Teams でリンクをお知らせします。自分で答えを出してから読むと、そこがいちばん頭に残ります。
最終回に何をするか
第14回は、一人ずつ、投資家役に向けてピッチをします。 聞いているのは他の学生と講師で、 発表のあとに質問が飛びます。
集める額は、100万円か1000万円のどちらかを選びます。 100万円は一人で始める規模、 1000万円は人を雇って始める規模です。どちらを選ぶかも、自分で決めます。
14回はそのための材料集めです。誰に売るのか、何人いるのか、いくらで売るのか、 本当に儲かるのか、作るのにいくらかかるのか。1つずつ確かめていくと、 最後に「いくら集めればいいか」が自分の計算から出てきます。
次の回までに
9月28日までに、深掘りしたいビジネスを1つ決めて、Teams の課題から出してください。課題に Forms のリンクがあり、ビジネスの名前を1つ書けば足ります。選んだ理由は、書けたら添えてください。第1回では、それを出発点にして進めます。
自分でやってみたいものでも、ほかの誰かがやっているものでも構いません。自動販売機でも、古着屋でも大丈夫です。迷ったら、次のどちらかから選んでみてください。
- 最近「これにお金を払ってよかった」と思ったもの
- 「これ、誰が儲かってるんだろう」と思ったもの
どちらも、そのまま第1回で使えます。 やりたいことが決まっていなくても、お金を払ってよかったものなら誰でも1つは思い出せます。
それでも決まらない場合のために、候補のリストも用意してあります。 当日一緒に考えるので、白紙で来ても止まりません。
困ったときは
- 質問は Teams で。 授業中でも、あとからでもかまいません
- 休んだときは、このページと各回のページを見てください。 本文も配布資料も残っています
- 分からない言葉が出てきたら、そのときに聞いてください
評価のしかた
何をどう見るかを、ここに全部書いてあります。 目指すところが分かっていれば、自分でいまどのあたりかを確かめながら進められます。 評価の言葉で分からないものがあれば、そのときに聞いてください。
全体のしくみ
筆記試験はありません。 100点満点を、5つの観点に分けて見ます。
| 観点 | 配点 | |
|---|---|---|
| 1 | 誰の何を解決するのかが具体的か | 20 |
| 2 | 数字で裏づけられているか | 20 |
| 3 | 毎回の課題に取り組んだか | 20 |
| 4 | チームに関わったか | 10 |
| 5 | 出資ピッチと質疑 | 30 |
観点1と2(合わせて40点)はチームで同じ点になります。 観点3・4・5(合わせて60点)は一人ひとり別の点です。 全部をチームの点にすると、一人ひとりの取り組みが成績に表れないためです。
学校の成績への換算は、学校の基準に従います。
4つの段階
どの観点も、次の4段階で見ます。
| 段階 | 意味 |
|---|---|
| 1 | いちばん手前。ここから始まります |
| 2 | 手がついていて、形が見えてきている |
| 3 | この授業で目指す水準に届いている |
| 4 | 段階3のうえに、もう一歩ある |
段階3が目標です。 全員が段階4に行く必要はありません。
観点1 誰の何を解決するのかが具体的か(20点)
企画が、実在しそうな誰かの困りごとに向いているかを見ます。
| 段階 | 点 | 何ができているか |
|---|---|---|
| 1 | 5 | やりたいことを言葉にしている。買う人はこれから決める |
| 2 | 10 | 買う人を「20代の女性」のように絞っている。困りごとを1つ挙げている |
| 3 | 15 | 買う人を、年齢や職業だけでなくふだんの行動まで書いている。その人が「いま何で困っていて、いまはどうやってしのいでいるか」を、話を聞いた結果として書いている |
| 4 | 20 | 上に加えて、話を聞いて考えが変わった箇所を説明できる。最初の思い込みと、実際に聞いて分かったことの違いが書いてある |
観点2 数字で裏づけられているか(20点)
第4回(買う人は何人いるのか)・第7回(いくらで売るのか)・第8回(本当に儲かるのか)・第10回(作るのにいくらかかるか)の4回分をまとめて見ます。
| 段階 | 点 | 何ができているか |
|---|---|---|
| 1 | 5 | 数字を出そうとしている。式はこれから |
| 2 | 10 | 「客数×単価」のような掛け算の式で書いている。数字の出どころを1つ以上示している |
| 3 | 15 | 4回分の数字がつながっている(売る値段と、何個売れば黒字かと、必要なお金が、同じ前提で計算されている)。使った数字に出典と調べた年を書いている |
| 4 | 20 | 上に加えて、前提が変わったらどうなるかを1つ示している(「単価を100円下げると、あと◯個売る必要がある」など) |
数字が合っているかより、どこから来た数字かを言えるかを見ます。 数字を使うときは、出どころも一緒に書いてみてください。 出どころを言えると、その数字は自分の主張を支えるものになります。
観点3 毎回の課題に取り組んだか(20点)
各回のあとに出す課題を、自分の言葉で書いて出したかを見ます。
正解かどうかでは採点しません。 調べ方は自由で、AIを使ってもかまいません。 ただ、自分で書いたことは自分の言葉で説明できるようにしておいてください。 最終回のピッチでは、その場で質問に答えてもらいます。
| 段階 | 点 | 何ができているか |
|---|---|---|
| 1 | 5 | 提出が数回ある |
| 2 | 10 | 半分以上の回で提出している |
| 3 | 15 | ほとんどの回で提出している。自分の言葉で書いてある(調べた内容をそのまま写していない) |
| 4 | 20 | 上に加えて、前の回に書いたことを自分で修正している(「前回はこう思ったが、調べたら違った」と書いてある) |
観点4 チームに関わったか(10点)
作業の量ではなく、チームの中でどう動いたかを見ます。 毎回の記録と、第5回・第10回あたりに行うチーム内の相互評価をもとにします。
| 段階 | 点 | 何ができているか |
|---|---|---|
| 1 | 2 | 話し合いの場にいる |
| 2 | 5 | 自分の担当を決めて、持ち帰った分を持ってきている |
| 3 | 8 | 自分の担当を果たし、他の人の話に反応している(質問する、補う、別の見方を出す) |
| 4 | 10 | 上に加えて、止まっている人や詰まっている話を動かしている(役割を提案する、決まらない議論を整理する) |
観点5 出資ピッチと質疑(30点)
第14回に、一人ずつ発表します。資料は5〜7枚。チームで育てた同じ企画をもとに、 一人ひとりが別々の資料を作ります。調べたデータは共有なので、調査の負担は増えません。 何を前に出して何を削るかが、人によって変わります。
発表のあと、聞いている人から3つ、講師から1つ質問します。 台本にない質問に答えてもらいます。ここで、自分がどこまで分かっているかが見えます。
集める額は、100万円か1000万円のどちらかを選びます。 100万円は一人で始める規模 (人を雇わない、設備が要らない)、1000万円は人を雇って始める規模(店を出す、 開発を発注する、在庫を持つ)です。どちらを選ぶかも、見てもらう判断のひとつです。 第10回で出した見積りをもとに決めてください。
| 段階 | 点 | 何ができているか |
|---|---|---|
| 1 | 8 | 資料を作り、発表している |
| 2 | 15 | 企画の中身を、聞いている人に分かる言葉で説明している。集めたお金の使いみちを書いている |
| 3 | 23 | 自分が担当した部分について、質問にその場で答えられる。集めたお金の使いみちが、第10回の見積りとつながっている |
| 4 | 30 | 担当外を含めた企画全体について、質問にその場で答えられる。なぜその額を選んだかと、自分の計算との差について説明できる(「80万で足りるので残りはこう使う」「1000万では足りないので最初はここまで」など) |
6枚目(集めたお金の使いみち)が要になります。 ここが書けていれば、 第10回の見積りが身についている証拠になります。
学校の成績への換算
100点満点で計算します。成績の段階への換算は学校の基準に従います。