はじめてのマネジメント第13回

13

1/18・1/22

誰が何をやるのか/ピッチをつくる

この回で分かるようになること

この回で覚えるのは2つだけ

  1. 仕事と権限は、別々に決める
  2. あとで戻せないことは、ひとりで決めない

この2つだけです。 組織の話も、人の動き方の話も、この2つから出てきます。

この回には、調べることがありません。 ここまでの回は、外に出て確かめたり、数字を集めたりしてきました。この回でやるのは、決めることだけです。

決めることは、調べることより難しいことがあります。 正解が外にないからです。外に答えがないときにどう決めるか。 そのやり方を、この回で扱います。

「みんなでやる」は、誰もやらない

ここまで、チームで企画を育ててきました。役割は、なんとなく決まっていたと思います。

なんとなくで回っているうちはそれで足ります。人が増えると回らなくなります。 誰がやるか決まっていない仕事は、たいてい誰もやりません。

これは、悪いことが起きるという話ではありません。 4人でここまで来られたのは、なんとなくでも回っていたからです。この回でやるのは、回っていたことを、言葉にして書き出すだけです。

「みんなでやる」と決めた仕事を思い出してみてください。 それは、いま進んでいるでしょうか。進んでいるなら、実は誰かがやっています。 その人の名前を書いておけば、それが役割です。

なぜ「みんなで」になるのか。 名前を書くと、その人の負担が増えるように見えるからです。誰かに押しつけている気がして、書けません。

実際には、逆のことが起きます。 名前が書いていない仕事は、気づいた人がそのつどやることになります。 気づく人は、たいてい決まっています。その人に、いちばん多く回ります。

名前を書くのは、押しつけではなく、分けることです。 4つの仕事に4人の名前が入っていれば、1人あたり1つです。

分けるのは、仕事と権限の2つ

役割を決めるとき、分けるものは2つあります。混ざりやすいので、別々に見てください。

仕事誰が手を動かすか調べる作る話を聞きに行く権限誰が決めてよいかひとりで決めてよいこと担当の中で収まることみんなで決めること決め方を、割れる前に決めておくひとりに任せてはいけないこと会社にすると、法律で決まっているものがある同じ人でなくてよい。手を動かす人と、決める人は分けられる
役割を決めるときは、この2つを別々に書きます。混ぜたまま進むと、割れたときに「決め方」から揉めます。

「調べるのはAさん」は仕事の話です。「いくらで売るかを決めるのはAさん」は権限の話です。

この2つは、同じ人でなくて構いません。 調べるのはAさんだが、決めるのは全員、ということもあります。逆に、決めるのはAさんだが、手を動かすのは全員、ということもあります。

なぜ分けるのか。 混ざっていると、話がすれ違うからです。

「値段のことはAさんに任せた」と言ったとき、任せたのは調べることなのか、決めることなのか。 ここが分かれていないと、Aさんが決めて持ってきたときに「勝手に決めた」と言われます。Aさんは任されたつもりでいます。

「調べるのを任せた」のか「決めるのを任せた」のか。 この一言を足すだけで、あとのもめごとがほとんど消えます。

書き出してみます

架空の例です。4人のチーム仕事やる人決める人お客さんに話を聞く全員値段を調べるAさん全員資料を作るBさんBさん買うものを選ぶCさん1万円まではCさん企画の方向を変える全員「—」が入る行があってよいのです。決めることがない仕事もあります金額で線を引くと、いちいち相談しなくてよくなります作り方は3手順1. 仕事を書き出す(5つか6つ)2. やる人を書く(「全員」でよい)3. 決める人を書く3で止まったら「これは戻せることか」と聞きます。戻せるなら、やる人が決める人です10分で作って、やってみて、直す。きれいな表を作ることが目的ではありません
名前を書くのは、押しつけではなく、分けることです。4つの仕事に4人の名前が入っていれば、1人あたり1つです。

表は1回で完成しません。 やってみて、回らないところが出たら直します。直したら、直したことを全員に言ってください。 表を直したのに、直したことを知らない人がいると、いちばん混乱します。

ここで迷う人が多い ① 仕事と権限が同じ人になってしまう

止まり方は3つです。

1つ目。「やる人が決めるのが当たり前」と思ってしまう。 そうでない場合があります。調べた人と、決める人が違うほうがよい場面もあります。調べた人は、調べたものを使いたくなるからです。

2つ目。全部を全員で決めようとしてしまう。 4人が全部を決めていると、何も進みません。 会うたびに全部の話をすることになります。戻せることは、担当がその場で決める。 それだけで、話す時間が半分になります。

3つ目。逆に、全部を分けてしまう。 分けすぎると、隣が何をしているか分からなくなります。 4人なら、分けるのは3つか4つで十分です。

分けすぎのしるしは、こういう形で出ます。 「それはBさんの担当だから」と言って、気づいたことを言わなくなる。 分けるのは、責任の所在をはっきりさせるためであって、口を出してはいけない範囲を作るためではありません。

「担当はBさんだが、気づいたことは全員が言う」。 これを最初に決めておくと、分けても止まりません。

言われた側も、言われたとおりにする必要はありません。 聞いたうえで、担当が決めます。 意見を言うことと、決めることは別だからです。この回の最初に書いた「仕事と権限は別」が、ここでも効いています。

ひとりでは決められないこと

会社法第362条は、株式会社について取締役ひとりに任せてはいけないことを定めています。取締役会が決めなければならないものです。

大きな買い物と、大きな借金です。 法律が線を引いているのは、取り返しがつかないことだからです。

チームの線引きに直します

「間違えたとき、取り返すのにどれくらいかかるか」その日のうちに取り返せる担当がその場で決めてよい1週間かかる担当が決めて、決めたことをすぐ全員に言う取り返せない全員で決める金額だけが基準ではありません。3,000円でも返せないものなら「取り返せない」の側です会社法第362条が、株式会社について引いている線会社ではチームでは重要な財産の処分及び譲受け1万円を超える買い物多額の借財人からお金を借りる重要な使用人の選任及び解任人に手伝ってもらうと決める重要な組織の設置、変更及び廃止企画の中身を変える金額は自分たちで決めて構いません。大事なのは、線が引いてあることです
あとで戻せないことは、ひとりで決めない。戻せることは、担当がその場で決める。この分け方にすると、会議が減ります。

決め方を先に決めておく

意見が割れたときにどうするかを、割れる前に決めておいてください。

多数決にするのか、担当者が決めるのか、全員が納得するまで話すのか。

どれが正しいということはありません。 ただ、決めていないと、割れたときに「決め方」から揉めます。

3つの決め方と、向き不向き

上ほど速く、下ほど決まったあとが速くなります向く場面担当が決める戻せる小さいことその担当がいちばん調べています戻せないことには向きません多数決戻せるが、全員に関わること速いが、負けた側が残ります手を動かす人が反対しているときは向きません全員が納得するまで話す戻せないこと遅いが、決まったあとが速い大事なことにだけ使ってください4人だと、2対2で割れますそのときにどうするかまで、先に決めておいてください割れてから引こうとすると、「その決め方だと自分が負ける」という話になります上の2つで済むことを増やしておくと、大事なことに時間を使えます
どれが正しいということはありません。ただ、決めていないと、割れたときに「決め方」から揉めます。

第12回で見たとおり、会社では株主総会で過半数、大事なことは3分の2以上という線が法律で引かれています。会社の場合、その線は法律が引いています。 チームには法律がないので、自分たちで引きます。

ここで迷う人が多い ② 決め方が決まらない

止まり方は3つです。

1つ目。「決め方を決める」こと自体でもめる。 そのときは、いま決めなくてよいことを外してください。 全部の決め方を先に決める必要はありません。「戻せないこと」の決め方だけを決めれば足ります。

2つ目。多数決にすると、いつも同じ人が負ける。 負けた側に、別の権限を渡してください。 「方向は多数決だが、資料の作り方はBさんが決める」。全部で負ける形にしないことです。

3つ目。決めたあとで蒸し返される。 決めたことを紙に書いてください。 1行で構いません。「11月◯日、値段は800円に決めた。理由は◯◯」。書いてあると、蒸し返しは減ります。

決めたことを紙に書きます。4行で足りますいつ11月◯日何を決めたか値段は800円にするなぜ近くの相手が900円で、材料が300円かかるから誰が決めたか全員蒸し返しが起きるのは、たいてい「なぜ」が抜けているときです決めたことだけ書いてあって理由がないと、あとから見た人が納得できません決めるたびに4行ずつ足していくと、学期の終わりには「何を決めてきたか」の記録になります最終回で「なぜこうしたのか」と聞かれたときに、そこを見れば答えられます
1行で構いません。書いてあると、蒸し返しは減ります。

【考えてみてください】自分たちのチームで、いま誰も担当していない仕事は何ですか

1つ挙げてみてください。 誰かがやっているつもりで、実は誰もやっていない仕事です。

この問いの答えは、このページのどこにも書いていません。 授業で聞きます。

挙がったものが、この回の最初の仕事になります。 名前を書けば、それで決まりです。

見つけ方のヒントだけ書いておきます。 「あれ、どうなったっけ」と思ったことを探してください。 誰かがやっているはずだと思っているものが、たいていそれです。

もう1つの探し方。 ここまでの回で「次までにやること」と書かれていたものを見返してください。やっていないものがあれば、それは誰も担当していない仕事です。

人が動くとき

役割を割り当てても、それだけでは動きません。動くのは、次のどれかが揃ったときです。

役割を割り当てても、それだけでは動きません1何のためにやるかが分かっている頼むほうは分かっているので、言い忘れます2自分で決められる範囲がある全部を指定されると、言われたことだけをやる形になります3できるようになっている実感がある頼む前には作れません。終わったあとに作ります同じことを頼むのでも、言い方で変わりますやり方まで指定する「明日までに、この3つの店の値段を調べて、この表に入れておいて」目的と範囲を渡す「値段を決めたいので、比べられる材料がほしい。どこを調べるかは任せる」上の言い方が悪いのではありません。急ぐときや初めての仕事なら、上のほうが親切です3つ目は、終わったあとに作ります「あの表があったから決められた」。「ありがとう」だけでは、何が良かったか伝わりません覚えるための言葉ではありません。動かなかったときに、どれが抜けたかを探す道具です
言われたとおりにやるだけの役割は、続きません。この3つは、自分が頼まれる側のときにも使えます。

これは、みなさん自身がこの授業で経験してきたことでもあります。企画を自分で選び、自分で確かめてきました。 人に頼むときも、同じ形にできます。

何のためか分からないまま頼まれたら、聞いてください。 「これ、何に使うんですか」。聞くだけで、やりやすくなります。

組織の形は、大きさで変わる

3人でやっているときと、30人でやっているときでは、うまくいく形が違います。

3人なら、全員が全部を見られます。 誰が何をしているか、話さなくても分かります。決め方も、その場で話せば足ります。

人が増えると、見えなくなります。 そこで、担当を分けて、決める人を決めます。分けると速くなりますが、分けたぶん、隣が何をしているか分からなくなります。

どちらが正しいということはありません。 いまの人数に合った形を選びます。チームが4人なら、4人に合った形で十分です。 会社の組織図を真似する必要はありません。

見えなくなったときに、何をするか。 分けたぶんを、つなぎ直します。週に一度、全員が何をしたかを1行ずつ言う。 それだけで、たいてい足ります。会議を増やすのではなく、短いものを1つ置く、という形です。

人数ごとの目安

2人ずつの組み合わせの数 = 人数 ×(人数 − 1)÷ 23人3 × 2 ÷ 23通り4人4 × 3 ÷ 26通り10人10 × 9 ÷ 245通り20人20 × 19 ÷ 2190通り人数が2倍になると、組み合わせは4倍近くになります人が増えて情報が伝わらなくなるのは、そのためです。担当を分けると、組み合わせが減ります人数ごとの目安3〜4人分けなくても回ります。決め方だけ決めておけば十分です5〜10人担当を分けます。分けたぶん、つなぐ場が要ります。短い共有を週1回10人超担当のまとめ役が要ります。全員が全員と話すのは、もう無理ですいま試す必要はありません。バイト先で、なぜ担当が分かれているのかが分かります
3人なら全員が全部を見られます。人が増えると見えなくなります。分けたぶんは、短い共有でつなぎ直します。

2コマ目からピッチ資料を作る

2コマ目から、最終回のピッチ資料を作り始めます。

資料は5〜7枚。チームで育てた同じ企画をもとに、一人ひとりが別々の資料を作ります。 調べたデータは共有なので、調べ直す必要はありません。何を前に出して、何を削るかが変わります。

7枚の中身と、どの回のものを使うかは、最終回のページに一覧があります。第2回から第10回までのアウトプットが、そのまま材料になります。

骨組みの作り方

いきなり資料を作らないでください。 順番があります。

いきなり資料を作らないでください。順番があります17枚の見出しだけを書く(中身はまだ書かない)2各枚に、どの回のものを使うかを書く3手元にあるかを確かめる(無ければ、そこが作るところ)41枚あたり1つだけ、いちばん言いたいことを書く5そこまでできてから、中身を足すいきなり1枚目から作り込むと、7枚目にたどり着く前に時間がなくなります3番で、たいてい何か見つかります。よく無いのは、この3つ数字の出どころ数字は手元にあるが、どこで見たかを書いていない聞いた話の引用第3回で聞いたが、要約しか残っていないお金の使いみちの内訳総額は出したが、何にいくらかを分けていないどれも、いまなら直せます。出どころは第1回から、内訳は第10回の見積りに戻ります手元に無いものが見つかったときが、この回のいちばんの収穫です
この順で作ると、途中で行き詰まりません。最終回の当日に気づくより、はるかに楽です。

聞いた話は、そのときのメモを見ます。内訳は、第10回の見積りを分け直します。

1枚あたり、いちばん言いたいことの決め方

4番でつまずく人が多いところです。 決め方を1つ書いておきます。

その枚を1行で言うとしたら何か、を書いてみてください。 「この企画は、郡山市内の学生に向けたものです」。1行で言えないなら、その枚に2つのことを詰め込んでいます。

2つあるなら、どちらかを別の枚に移すか、片方を落とします。 7枚しかないので、1枚に2つ置くと、聞く側は両方とも覚えられません。

書いた1行は、そのままその枚の見出しになります。 上に置く言葉を、別に考えなくて構いません。

ここで書き方が2つに分かれます。

下の書き方にしてみてください。 題名だけを置くと、その枚を見ても、何が言いたいのかは分かりません。 聞いている人は、話を全部は覚えていません。あとまで残るのは、見出しです。

できているかは、こう確かめられます。 その枚から、見出しと、数字の出どころだけを残して、あとを隠します。 それを見た人が、この枚で何を言いたいのかを言えるか。

言えたなら、言いたいことが書けています。 言えないなら、まだ題名のままです。 見出しが「値段」だけでは、何も言っていません。「◯円で売って、1つあたり◯円残ります」なら、言えます。

自分では確かめにくいので、チームの人に見てもらってください。 見出しと出どころだけを見せて、「この枚は何の話だと思う」と聞きます。違う答えが返ってきたら、見出しを書き直します。

確かめるのは、中身を作る前です。 見出しが決まっていれば、中身は、その1行を支える材料だけで足ります。 何を載せるかで迷う時間が減ります。

書いた1行は、話すときの最初の一言にもなります。 当日の使い方は、最終回のページにあります。

集める額を、ここで選ぶ

100万円か1000万円の二択です。 1コマ目の終わりに決めます。

第10回で出した見積りを見て決めてください。 見積りが遠いほうを選ぶと、6枚目(お金の使いみち)が書けなくなります。

第10回で出した見積りを見て決めます100万円個人で始める規模1000万円人を雇って始める規模自分たちだけ人を雇う、外に発注する場所借りない店や事務所を借りるもの中古や手持ち新品の設備を入れる在庫都度仕入れまとめて持つ期間数か月ぶん半年から1年ぶん右が2つ以上なら100万円では足りません。全部が左なら1000万円は多すぎます架空の例です機材50万+材料20万+広告10万 = 80万円100万円余る20万円は「材料の追加分と、想定外の出費に」で書けます敷金と内装300万+機材200万+運転資金300万 = 800万円1000万円残りの200万円も、「広告と、想定外の出費に」で書けます選び方は1つ。見積りに近いほうを選び、差額の使いみちを言えるようにしておく額に合わせて見積りを作らないでください。順番は、見積りが先です
「1000万円が要ると思っていたが100万円で始められる」も、「100万円のつもりが計算したら足りなかった」も、どちらも良い発見です。

「余ったら貯めておきます」では、投資家役は納得しません。 理由が言える余りは、余りではありません。

見積りを直すなら、「これも要る」と気づいたから直すのであって、額を埋めるために直すのではありません。 ここは、第5回で「調べた数字を動かさない」と言ったのと同じ話です。

ここで迷う人が多い ③ 100万円か1000万円かを選べない

止まり方は3つです。

1つ目。見積りが300万円くらいで、どちらにも遠い。 どちらを選んでも構いません。 100万円なら「まず小さく始めて、うまくいったら追加で集める」。1000万円なら「最初から半年ぶんの運転資金を持っておく」。どちらの説明も成り立ちます。理由を言えるほうを選んでください。

2つ目。1000万円のほうが大きく見えて格好いい気がする。 選ぶこと自体が判断として見られます。 大きい額を選んで使いみちが書けないと、見積りをしていないことがそのまま伝わります。

3つ目。見積りが出ていない。 第10回の課題に戻ってください。これは、いま作れます。 大きく3つか4つに分けて、それぞれいくらか。それだけで選べます。

自分たちの企画で、順番にやってみる

  1. 誰も担当していない仕事を1つ書き出す … 【考えてみてください】で挙げたもの
  2. 仕事と権限を、表にする … 4行か5行で十分
  3. 戻せないことに線を引く … 金額でもよい
  4. 割れたときの決め方を決める … 「戻せないこと」の分だけでよい
  5. 集める額を選ぶ … 見積りに近いほう
  6. 7枚の見出しを書く … 中身はまだ書かない

表と、選んだ額が出せたら、この回は通っています

うまい組織図を作れたかどうかではありません。 誰が何をやり、誰が決めるか。そして、いくら集めるか。 これが書けていれば十分です。

うまくいかないときは

チームで人数が偏っている。 少ない人数のチームは、1人が複数の担当を持って構いません。 表の行を減らしてください。

誰も決めたがらない。 順番に回してみてください。 「今週はAさんが決める」。決めることに慣れると、担当を決めやすくなります。

資料を作る時間が足りない。 骨組みの4番まで(各枚の見出しまで)で止めて構いません。中身は最終回までに足せます。 骨組みが無いまま中身を作り始めると、間に合いません。

チームの中で、集める額が人によって違ってしまう。 それで構いません。 資料は一人ひとり別々に作ります。同じ企画でも、100万円で始めると考える人と、1000万円で始めると考える人がいてよいのです。 選んだ理由が言えれば、どちらも成り立ちます。

役割を決めたのに、そのとおりに動かない。 たいてい、決め方のほうに理由があります。 担当を決めたのが多数決で、その担当が反対していた、という形になっていないか見てください。手を動かす人が納得しているかどうかが、いちばん効きます。

次の回までにやること

このページの下に課題が5問あります。Teams から提出してください。締切は次の授業の前日の正午です。

資料の骨組みを、7枚ぶん作ってきてください。 中身は箇条書きで構いません。何をどの枚に置くかが決まっていれば、最終回までに間に合います。

次が最終回です。 一人ずつ、投資家役に向けて話します。このページで選んだ額が、そのまま6枚目になります。

最終回のページを、いま一度開いておいてください。 7枚の中身と、当日の流れが書いてあります。聞く側として何をするかも書いてあります。 自分の番でないときにやることが決まっているので、先に読んでおくと、当日に慌てません。

骨組みができたら、一度声に出して読んでみてください。 7枚を、見出しだけで読みます。それで話がつながっているかどうかが、いちばん早く分かります。 つながっていなければ、枚の順番を入れ替えます。中身を作る前なら、順番はいくらでも入れ替えられます。

配布資料

課題

この課題について

正解が1つに決まる問題ではありません。 調べて書いても、考えて書いてもかまいません。 外れていても構わないので、まずは自分なりの答えを出してみてください。 自分で決めてから解説を読むと、そこがいちばん頭に残ります。 各問に字数の目安を添えてありますが、あくまで目安です。 ぴったり合わせる必要はありません。

  • 提出は Teams の課題から
  • 締切は 1月21日(木)正午
  • 解説は次の回に、Teams でリンクをお知らせします

問1

やらされていると感じた作業と、自分から進んでやった作業を、それぞれ1つ教えてください。

何が違ったと思いますか。

目安 150〜250字

問2

自分たちのチームで、誰が何をやるか(仕事)と、誰が決めてよいか(権限)を書き出してください。

そのうえで、ひとりでは決めないことを1つ挙げてください。理由も書いてください。

目安 150〜250字

問3

集める額を、100万円か1000万円のどちらかに決めてください。

なぜその額を選びましたか。 第10回で出した見積りと、どうつながっているかを書いてください。

目安 150〜250字

問4

今回わかったことを踏まえて、自分たちの企画はどこが変わりましたか。 変わらなかった場合は、そのままでよいと判断した理由を書いてください。

たとえば「お金を払う人は使う人だと思っていたけれど、別の人かもしれないと気づいた」のように、前はこう思っていた/いまはこう思う、の形にすると書きやすくなります。

目安 100〜200字

問5

今回の授業で、いちばん分からなかったこと、もやもやしたことを教えてください。 課題の答えではなく、授業の内容についてです。 うまく言葉にできなければ、授業のどのあたりだったかだけでも構いません。

目安 50〜150字

Teams の課題から提出してください。

この回の参考文献

参考文献の一覧

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